思い出を抱きしめて...

20歳で逝ってしまったあなたへ

同じ思い…

読まれた方も多いかと思います。

グリーフケアのサイトを読んでいて、

心に染みる文が有り、覚え書きとして引用させて頂きました。




若きも老いたるも死ぬるは

人生の常である

死んだのは我子ばかりでないと思えば、理においては少しも悲しむべき所はない


しかし人生の常事であっても、

悲しいことは悲しい・・・・・


人は死んだ者はいかにいっても還らぬから、諦めよ、忘れよという

しかしこれが親にとっては堪え難き苦痛である


時は凡ての傷を癒やすというのは自然の恵であって、一方より見れば大切なことかも知らぬが、一方より見れば人間の不人情である


何とかして忘れたくない、何か記念を残してやりたい、せめて我一生だけは思い出してやりたいというのが親の誠である


折にふれ物に感じて思い出すのが、

せめてもの慰藉である

死者に対しての心づくしである


この悲は苦痛といえば誠に苦痛であろうしかし親はこの苦痛の去ることを欲せぬのである


『西田幾多郎随筆集』「我が子の死」

                より



全くその通りなのです

忘れることが出来たら楽なのでしょうか…


でも、忘れることなんて出来ない

覚えていてやりたい

母親である私だけは永遠に…

思い出も苦しいものになってしまったけれど、

苦しいけれど…覚えていてやりたい…