思い出を抱きしめて...

20歳で逝ってしまったあなたへ

三回忌を前にしても

どんなに待っても帰っては来ない


この目で発見し、この手でお骨を拾ったのに…

月日が流れても違和感が消えない


戻ってきた平凡な日常を重ねる度に

その違和感は酷くなる


なぜ…そんなところに居るの?

なぜ私はお墓を見つめて泣いているの?


私はいったい何をしているの…



あまりにも酷い経験は、自分を守るために記憶から抹消される事があるというけれど、

あの日の事はどれだけ日が経っても

鮮明に思い出される


昨日何を食べたかも忘れているのに…


これだけ現実を突きつけられても、

戻りはしないあの子を待っている



ああ、やっぱり夢じゃん…

○○ちゃん、あれは夢やったんやな


って思える時は自分が逝くときなんかな…