思い出を抱きしめて...

20歳で逝ってしまったあなたへ

それぞれの遺族の思い

昨年の年末だったかな・・
「大切な人を亡くした遺族会」
というものに参加した
死の原因は様々であるが自死の方は居なかった


こちらでは市の自死遺族会はあるが、名ばかりで、参加者が居ない
辛くてどうしたらいいか解らない時、数回参加してみたが、私一人だった
職員も対応に慣れていない若い子で、役を回された感が有り残念だった


なので、特定しない遺族会に参加してみた
他の方々は病死、医療ミス、ヒートショックを疑われる突然死...と言っていた
私は...言えなかった
ただ、大切な子供を亡くしました...とだけしか言えなかった
そして、自分が無力な人間に思えて下の子に真剣に向かえない事を話した
(その時も今も現実的に一番悩んでいる事です)


皆さん、自分の状況の辛さに漬かり込んでいて、
中のお一人は、50代の娘さんを亡くされ、死にたい死にたいとずっとしゃべっていた
続いて口にしたのは、娘さんのご家族の悪口...
聞いていられなかった


来なければ良かった...と思いかけた時、
世話役の方(遺族さんです)が私を見て喋り出した


自分が高校生の時、兄が亡くなりました
その時の母の気持ちがよく解りました。 ありがとうございますと...


その方は当事、母親にもっと自分を見て欲しいと思っていたと
でも、兄を亡くした母親にそれを言えずに辛かったと


この言葉でハッとした
正に今の下の子の気持ちだろう
不安でしょうがないのも、親の様子も関係しているんだ
その時思ったんだ


と...今思い出した...


自分が辛すぎて、目を逸らしてたのかな



その時、
お兄さんがなぜ亡くなったのかは聞きませんでした
ひょっとしたら...とも思ったけど、
どんな死でも、大切な人を亡くした遺族の思いはそれぞれに強い
それは愛する人を亡くした人にしか解らない感情で、大切だと思うからこそ


よく、お子さんに先立たれた親御さんはどんなにお辛いか...
という言葉を聞く
そして、それが自死の場合、もうこの世で一番可哀想な人のように


でも、その言葉を見たり聞いたりすると反って打ちのめされる
そんな言い方しないでと
皆、大切な人を亡くしたら辛いんだ...
ランク付けしないで


長くなってしまい、何を書いているのか解らなくなってきた
とにかく、愛する人の死にランク付けはしたくないんだ

それを母さんに聞くか…

下の子は現在、進路選択・志望校設定で頭がこんがらがっている


これといった将来の夢が無い  ただ県外には行きたいと


あの頃も酷く悩んで落ち込みがちだった


私は夜遅くまで話を聞いていて、いい加減疲れていた
もう、あっちもこっちも...と
あの子も疲れをラインで訴えていたのに...
目の前に居ないので、乗り越えて欲しいと願うだけだったんだ


そんな中、あの日はやって来てしまった



今、あの子と同じ悩みを口にしている


将来、どうすれば良いのか解らない、不安でしょうがないと...


同じだ...


どう答えれば正解なんだろう...どうすれば助けてやれるんだろう


もう、決して間違ってはいけない


取り返しのつかない事にはもう決してしてはいけないんだ


思春期には誰もが考え、不安になる事
世間が色々解ってきたのも成長した証拠だ


でも、あの子は逝ってしまった...



下の子が私に聞いた


「母さんは、今までの人生の選択は良かったと思う?」


絶句した


良かったわけがない...


涙がこぼれ落ちそうになった


詳細は主人と相談の上、下の子には話していない
私を人生の先輩として聞いてきたんだ


あれから、人生の選択を幾度も振り返っては、あの時こうすれば...を繰り返した
自分が生まれて来なければ...とまで遡った



涙を堪えながら、私が言えたのは...


「良かったかどうか解らない...それが正直なところ
でも、言えるのは○○と○○がお母さんの子供に生まれてくれたのは嬉しい
○○と○○は大好きで愛している
選択が良かったかは解らないけど、これからを良くしていこうと思っている
答えが解るのは自分が死ぬときだろうな...」と


最後の一行は不要だった気がする


上手く言えなかった...
ポンコツな母親の私には、子育ての資格が無いと自信を失っていた
生きてさえいれば...と毎日をやり過ごしていたんだ


神様が同じ事を試しているようだ...辛い



でも、これじゃいけない


私をこの子はまだまだ必要としているんだと痛感している




私はまだ母親なんだ...

温かいブログ

先日読んでいた同じ遺族さんのブログ


とっても読みやすくて、文才が有ります。

そして、色んな癒しの情報も教えてくれます。


何より…

亡くなった魂がどうなっているのか…

心配で心配で、居ても立ってもいられない時もあります。


大丈夫だよ…安心して良いんだよ…と

書いてくれていました。


ネット上には、遺族の気持ちをズタズタにするような記事も至るところに散らばっています。

以前、読んでしまって苦しみました。

どうしてこんな事が言えるのか、書けるのか…


以来、駄目かも…と予防線を張って読むようになりました。

が、今でもちょいちょい引っ掛かって落ち込みます(個人的な事です)


でも、色んな記事で癒されたり、安心したり…

ありがとう…


自分の記事は自己満足な日記です。

人の役に立てるような記事ではありません。

でも、悶々としている心の内を

此の場に書く事は、ひとまず置き場になると言うか…

書いてしまうと、心から手放したような…?気がする事に気づきました。


私もいつか人を癒せるような文が書けるかな…まだまだ無理だな