思い出を抱きしめて...

20歳で逝ってしまったあなたへ

交通事故の夢

夢はこの頃全く見なくなっていた
見ているのかもしれないけど覚えていない


それが先日、自分の車が潰れている夢を見た
前後関係ははっきりしない
気が付くと、道の端で自分の車が半分潰れて転がっていた
他には影響ない所で、他車は普通に走っている
私は怪我もしておらず、ただ裸足で、たまたまやって来たバスに乗ってその場を離れた...


変な夢やな...と思い家族に話してみた


「それ幽体離脱して、あの世行きのバスに乗ったんちゃうん」
と、心配された


??...へッ...そんなん言われたら心配になるやん...


夢占いとやらを調べてみた


→車の事故の夢は精神的に不安定な時であり、不安や焦りを表している
更に、状況から・・
自分自身を責め続け、追い詰めている状況が続いている
自分の感情をコントロールするのに四苦八苦している


対策として、
・周りへの接し方を見直す
・いったん周りを見るのを止め、自分と向き合い現状を把握する
・たまに手を抜く


簡単に自己中心的に要約するとこう書かれていた


ふむ...
確かに、気がつけば自分を裁いて終身刑にしてる
感情を持て余してしまう
受刑者のようにひたすら用事をこなしている。


裸足で乗ったバスが何なのか、何処へ行くのかは解らないし、
考えてもしょうがない


ただ、自分で感じている以上に自分を責めていたのかな...と感じた。


本当の事故を起こさないように、
少しずつ、自分に優しくなろう...

平凡な日常の中の違和感

日常は嫌でも戻ってくる

そして、それはありがたいことなんだろう


でも写真を見ると、はっ…と違和感を感じる

えっ何?なんで…


そしてまた、喪失感


この前まで居たよね?

えっ…?何でそんなところに…


一日に何度も訪れる違和感


ちゃんと受け止めなきゃと、全てを見た筈…

なのに、いまでも夢のように思い出される。


最近、yahoo のトップページで自死に関する記事を見る


「哀しみを乗り越えるのでなく、抱いて生きる」


そうだよ…乗り越えるって…ちょっと無理



でも、「乗り越える」は、こういった状況でよく使われる


「乗り越えなきゃだめだよ。あなたがしっかりしなきゃ!

家族が頼りにしてるんだから」


弔問に来てくれた義両親側の親戚が言った

私は、下を向いたままうんうんと頷くだけ


我が子を亡くしたズタボロの私に頑張れって…

頼りになんかしないで…

心でそう思った


何事も無かったかのような日常はありがたくもあり、

時に残酷です。


先を歩く方々の言葉や記事を自分の中に集めて、

今をやり過ごしてきました。


まだまだ違和感だらけだけど、哀しみも思い出も抱きしめて…

いつかそこに温かいものも感じる事ができるようになるのかな…

ラインでは届かない思い

あの日…
警察の取調室で聞かれた。


「お子さんと最後に話したのはいつですか?」
→ラインでのやり取りはしていましたが、しばらく電話はしていません…
「ラインだけ? その間、電話で直接話していない?」
→はい、直接は会話していないです…


ものすごく責められている気がした。
子供がこんなになるまで、声を掛けてやらなかったのか
お前はなんてダメな親なんだと...


落ち込んでいる様子ではあった。
忙しすぎて、しんどいと
あれは泣きながら書いていたのかな...


私は励ますつもりで、おちゃらけた返事ばかり書いて送った。
あの時電話で声を聞いていれば、本当の深刻さが解ってやれただろうか
直接会って抱きしめてやっていたら状況は変わっていただろうか・・


自分がこういう状況になり解った。
身近な人には言えない。
どんなに苦しくても、迷惑だろうなとか、聞かされた方も困るだろうなと考えてしまう。
励ましには、笑顔のスタンプで答える。


時々、解ってくれるかなとチラリとサインを出してみる。
話を避ける様にスルーして違う話になる。
私もこうやって目を背けていたのかもしれない。


ラインからは、本当の感情も状況も読み取れないよ...